2025年3月24-28日にフランスのトゥールーズにあるIRAPに滞在しました。LiteBIRDのプロジェクトやサイエンスに関して、IRAPの研究員でありLiteBIRDのヨーロッパメンバーを率いているLudovic Montierさん(写真左の方)や Anthony J. Bandayさんらと、議論し、今後の方向性や宿題を明確にしました。大変有意義な1週間を過ごしました。

2025年3月24-28日にフランスのトゥールーズにあるIRAPに滞在しました。LiteBIRDのプロジェクトやサイエンスに関して、IRAPの研究員でありLiteBIRDのヨーロッパメンバーを率いているLudovic Montierさん(写真左の方)や Anthony J. Bandayさんらと、議論し、今後の方向性や宿題を明確にしました。大変有意義な1週間を過ごしました。
当研究室の髙瀬さんが博士後期課程を修了し、生熊さんと大前さんが修士課程を修了しました。皆さんのこれまでの努力と成果を心から讃え、今後のさらなるご活躍を期待しています。おめでとうございます。
2025年3月13日から14日にかけて、東京都の八重洲アカデミックコモンズで開催された「Core-to-Core for Young Scientists」に、当研究室から生熊と樋口が参加しました。
このセミナーは、CMB(宇宙マイクロ波背景放射)を研究対象とするさまざまなプロジェクトに携わる若手研究者同士の交流会として位置づけられており、LiteBIRDに限らず他のCMB偏光観測実験の研究者とも意見を交換する、非常に有意義な場となりました。
当研究室から生熊と樋口が口頭発表を行い、それぞれの研究成果を広く共有し、多くの研究者から貴重なフィードバックを得ることができました。また、様々なCMB実験の最前線に触れるとともに、多くの研究者と交流して人脈を広げられた点も大きな収穫でした。
2025年3月4日、当研究室の髙瀬祐介さんに博士(理学)の学位が授与されることが決定しました。おめでとうございます!博士論文はarXivで公開されています。
タイトル:
Design of the full-sky scanning strategy and systematic effect control in a cosmic microwave background probe
リンク:
https://arxiv.org/abs/2503.03176
岡山理科大との交流・共同研究を進める第一歩として、3月7日に懇親会を行いました。また、この日は小松英一郎先生と先生の奥様が岡山で過ごされる最後の金曜日ということでお別れ会も兼ねさせていただきました。
小松先生、約1ヶ月間にわたって有意義な議論をいただきありがとうございました!
また岡山に来られる際は美味しいお酒と料理のお店(面白い物理の話も…)を紹介します!
岡大・岡山理科大ともにまたお会いできる日を楽しみにしております😆
3月6日に、マックスプランク宇宙物理学研究所所長の小松先生、岡山理科大の山内先生、長尾先生、および当研究室のメンバーで宇宙物理学ミニワークショップが開催されました。
岡山理科大からはインフレーション理論、21cm線(水素原子から放射される)の物理、暗黒物質探索に関する研究が紹介され、岡山大学からはLiteBIRDに関する研究、前景放射除去、ニュートリノ検出器開発に関する研究を紹介しました。
また、当研究室に滞在中の小松先生からは宇宙論的複屈折の特別レクチャーをいただき、パリティ対称性破るCMB新物理の議論が白熱しました。宇宙物理学の理論研究が盛んな岡山理科大学と実験物理学を推進する当研究室とのシナジーで岡山の宇宙物理を盛り上げていけたらと思います。
ミネソタ大学からShaul Hanany教授が2月18-19日に当研究室を訪問されました。
東京大学Kavli IPMUから松村知岳教授とGuillaume Patanchon客員研究員(パリ大学准教授)、JAXAからLiteBIRDのプロジェクトマネージャである吉原圭介さんも同時に訪問され、小松英一郎先生も加えてCMB研究の第一線で活躍する研究者たちと大変白熱した議論ができました。
Hanany教授はNASAに提案されている次世代CMB偏光観測衛星PICOの責任者(PI)でLiteBIRD計画の観点から情報交換や科学的なシナジーを議論しました。
当研究室からは髙瀬さんがLiteBIRDとPICOのスキャン戦略の違いや、それぞれのメリット・デメリットを説明し、大変有意義な意見交換ができました。
交流会では岡山の名産のサワラや黄ニラを召し上がってもらい、非常に好評でした!
RECTORプログラム「宇宙物理データ解析国際研究拠点形成プロジェクト」によりマックス・プランク宇宙物理学研究所所長の小松英一郎先生が当研究室に約3週間滞在されます。
小松先生はCMB研究の第一線で活躍されている研究者で、昨年度も同プロジェクトにより当研究室と共同研究をしていただきました。
これから3週間綿密な議論を行い、LiteBIRDを含むCMB研究を加速できたらと思います!
2月12-13日に博士・修士論文審査会があり、当研究室からは髙瀬(D3)、生熊(M2)、大前(M2)が発表を行いました。全員博士・修士の期間の研究で得た力を出しきれたと思います。
1月27-29日に高エネルギー加速器研究機構(KEK)にて開かれた国際ワークショップ CMB B-mode – NEXTに髙瀬/長野/生熊が参加し、それぞれ招待公演を行いました。
先週のLiteBIRD face-to-face meetingに引き続き、多くのLiteBIRDコラボレーターに加え、CMBの地上観測実験Simons Observatory (SO)などのコラボレーターも集まり、コラボレーションの垣根を超えた活発な情報交換を行いました。
以下は当研究室から参加した学生の発表タイトルです。
生熊清
Foreground Cleaning – Delta Maps
長野佑哉
HWP and systematics effects with asymmetric beams
髙瀬祐介
Systematic effects mitigation by spin moment decomposition