DOSUE-RR において国立天文台の FINER 受信機を用いた実験を開始

電波を用いてダークマターを探す実験「DOSUE-RR」 において FINER プロジェクト(link)のミリ波受信機を用いたダークフォトン探索を、本研究室の安達准教授を含む共同研究チームが国立天文台にて実施しました。

FINER(Far-Infrared Nebular Emission Receiver)プロジェクトは、超伝導デバイスである SIS ミクサを用いた高感度ミリ波受信機を開発し、これをメキシコの大型ミリ波望遠鏡 LMT(Large Millimeter Telescope, link)に搭載して遠方銀河の分光観測を行う研究プロジェクトです。本研究では、この受信機(210–350 GHz)を活用することで、0.9–1.4 meV の質量範囲に対応するダークフォトンの探索が可能となります。

本実験では岡山大、筑波大、京都大などと協力して開発したキャリブレーション装置および読み出し装置(dSpec)を国立天文台、名古屋大、電気通信大の FINER チームの協力のもとの FINER 受信機に搭載し、2026年4月6日よりダークフォトンの観測を開始しました。

本測定が成功すれば、この質量領域において世界最高感度でのダークフォトン探索が実現する見込みです。今後の成果にご期待ください。

FINER 受信機に DOSUE-RR 独自開発の読み出し機器を搭載し、測定セットアップが完了した時の写真。右側後列左から2番目が岡山大学・安達。

コメントを残す