2024年8月5日から6日にかけて、量子場計測システム国際拠点(QUP)のWPIサイトビジットが開催されました。このイベントにおいて、大前さんがポスター発表者として参加しました。
今回のポスター発表では、現在進行中の研究内容について詳細に説明が行われ、多くの参加者から貴重な意見やアドバイスをいただきました。多様な視点からの意見交換ができ、研究の新たな方向性やアプローチについて考えるいい機会となりました。いただいたフィードバックを今後の研究推進に役立てたいと考えています。

2024年8月5日から6日にかけて、量子場計測システム国際拠点(QUP)のWPIサイトビジットが開催されました。このイベントにおいて、大前さんがポスター発表者として参加しました。
今回のポスター発表では、現在進行中の研究内容について詳細に説明が行われ、多くの参加者から貴重な意見やアドバイスをいただきました。多様な視点からの意見交換ができ、研究の新たな方向性やアプローチについて考えるいい機会となりました。いただいたフィードバックを今後の研究推進に役立てたいと考えています。
2024年7月29日から8月2日にかけて5日間、高エネルギー加速器研究機構 (KEK) にて第七回粒子物理コンピューティングサマースクールが開催されました。(サマースクールの詳細はこちら:URL)
近年、素粒子、原子核、宇宙線、宇宙物理に関する研究は、コンピュータの力を借りて大きく発展しています。これらの発展に伴い、技術を習得することは今後の研究において必要不可欠であると考えられます。
今回のサマースクールには、石野研からは生熊/奥村/樋口の3名が参加し、多変量解析や機械学習など、最先端の技術について多くのことを学びました。さらに、サマースクールには他大学から40名の学生が参加し、交流を深めることができました。
最終日には、5日間の成果を発表する機会がありましたが、3名ともこの期間の成果を十分に発揮できたと思います。生熊は発表優秀賞を受賞し(写真右)、研究題目は「畳み込みニューラルネットワークを用いたCMB信号抽出のための前景放射除去手法の開発」でした。これからも、このサマースクールで学んだことを活かし、研究に一層励んでいこうと思います。
24/07/15-19の5日間、カナダのバンクーバーに位置するUniversity of British Colombia (UBC)でLiteBIRDのコラボレーションミーティングが開催されました。バンクーバーの気候は過ごしやすく、会議や議論に大変集中できる環境でした。
石野研からは石野/髙瀬/長野/生熊の4名が参加し、石野は系統誤差や装置要求検討に関する議論をリードしました。髙瀬はスキャン戦略の解説と半波長板やポインティング(望遠鏡の観測方向)の系統誤差に関するトークを行いました。
長野(写真右)はビームサイドローブ系統誤差、生熊は前景放射除去に関するポスター発表を行いました。得られた意見交換をもとに、さらなる研究推進に役立てたいと思います。
2020年に当研究室の助教に着任され、約4年半にわたってLiteBIRDや学生の教育に従事してくださったSamantha Stever先生が2024年7月末を持って本学を退職されることになりました。今後はフィンランドで新たな職に栄転されます。
お別れ会は研究室メンバーと出張で滞在中のBruno Maffei教授(Paris-Sclay大)、同じく出張で1週間滞在中のNicolò Raffuzziさん(Ferrara大, 博士学生)らと共に盛大に行われました。
Stever先生は当研究室の研究推進はもちろん学生の英語力向上にも大きく貢献してくださりました。研究室は少し寂しくなってしまいますが、メンバー一同、Stever先生の今後の更なる活躍を応援しています。今までありがとうございました!
Paris-Saclay大学のBruno Maffei教授が当研究室を訪問し、約2週間に渡ってLiteBIRDやCMBの次世代実験に関する議論を行いました。滞在最終日の前日(24/07/10)には物理談話会が開かれ、次世代のCMB気球実験であるBISOU [1]の概要を紹介していただきました。
BISOUはCMBの周波数(スペクトル)を高精度に測定し、黒体放射スペクトルからのズレを精査します。NASAによって打ち上げられたCOBE衛星が搭載したFIRASという装置が測定して以来、30年間にわたってCMBのスペクトルは測定されていません。
黒体放射スペクトルからのズレが測定できれば、宇宙初期にエネルギー状態が明らかとなり、宇宙の熱史について新たな知見が得られると期待されています。
参考文献
[1] B. Maffei te al., “BISOU: a balloon project to measure the CMB spectral distortions”, arXiv:2111.00246
石野/髙瀬/長野/生熊/奥村が筑波にあるKEK/QUPで開催されたLiteBIRDのsimulation hands-on meetingに出席しました。国内外のLiteBIRDコラボレーターで前景放射除去や系統誤差のシミュレーションを担当する研究者が集まり、議論や開発したソフトウェアの共有を行いました。
石野はLiteBIRDの系統誤差に関する近況報告を行いました。
髙瀬(写真左)と長野(写真右)もプレゼンテーションを行い、海外の研究者と知見を深めました。
フランスのParis Saclay大学からAnaïs Besnardさん(左から2人目)とGrenoble INP PhelmaからCorentin Bourdier(右奥4人目), Simon Madrzyk(右から1人目)さんが来岡しました!
AnaïsさんはLiteBIRDの研究で2週間、Simon, Correntinさんらはインターンシップで9月初旬まで研究室に滞在予定です。
パリの Laboratoire AstroPaticule & Cosmologie へと出張してきました。
ここで、LiteBIRD計画で重要な役割を担っている Guillaume Patanchon さん(写真左)との共同研究を行ないました。
他にも、Paris-Saclay 大学に出張に来ていた Samantha Stever 助教を訪ねました。
ここでは陽子加速器を使った超伝導検出器の性能評価を行なっています。
素晴らしいパリの環境で集中して研究に取り組むことができました。
成果についてはなるべく早く論文にしたいと思っています!!
2010年から続いていた石野研HPですが、2024年5月から完全リニューアルされました!
DrupalというCMSでインターネット黎明期から当時のスタッフや研究室メンバーで運営されていた今ではちょっとレガシーなHPでしたが、、、
トップページでご覧になったように、とってもモダンに生まれ変わりました!CMSにはWordpressを用いています。
設計と構築は私、D3髙瀬が担当し、3週間ほどで0からデプロイできました!過去のブログの移行は特に大変で、HTMLを読み出すコードを書いてpython-wordpress-xmlrpcで自動投稿するプログラムを自作することで150以上ある記事を手作業で持ってくることをなんとか回避できました。
Drupalからの移行では岡大物理学科、技術専門職員の長尾さんに大変お世話になりました、ありがとうございました。
さて、今後のHP運営ですが研究室一丸となって推進して行く予定です。
特に研究室配属を考えている学部生の方が気になるような「石野研 研究生活」なんかも配信していこうと思います。
もちろん、我々の本職である「宇宙物理学」に関しても、一般の方でもわかりやすい解説で記事を作っていこうと思いますのでお楽しみに!
以上、D3髙瀬からのお知らせでした!