物理学科概要

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物理学科概要

学科長あいさつ

 物理学は自然現象をより簡潔に説明しようとする学問です。 それは古代ギリシャ時代に哲学(倫理学、論理学、自然学)の1つ(自然哲学)として始まりました。 例として、アルキメデスの原理、アリストテレスの天文学等を私たちは耳にします。 それ以来、ガリレイ、ニュートン、マクスウェルなど多くの先人の努力により「数学」を基盤とした古典力学、 電磁気学、熱力学等の近代の物理学が19世紀に確立しました。 そして、20世紀の初めに、古典力学と電磁気学を統一する相対性理論と原子の世界を記述する量子力学という2つの大発見により物理学に革命が起こり、 20世紀の物理学には多くの発見や進展がありました。21世紀に入り、その発展は続いています。 特に、宇宙観測技術が発展し一般相対性理論を基礎とした宇宙物理学の急速な発展は目覚しいものがあります。 そして数十年前までは哲学の問題であったかも知れない「宇宙の始まり」を物理学で議論・解明できる段階まで来ています。
 物理学の分野は大きく分けて、物性物理学分野と素粒子・宇宙物理学分野の2つがあります。 前者は、超伝導・超流動等の物質の性質を解明したり、新奇物質や高温超伝導物質を作成・発見する物理分野であり、 凝縮系の物理(Condensed Matter Physics)とも言われます。 それに対して、後者は、物質・宇宙の根源を解明する物理分野(Particle Physics and Astrophysics)です。 最近、日本人のノーベル物理学賞受賞者が増えていることは大変誇らしく思います。 青色ダイオードの発明は前者の分野であり、自発的対称性の破れの発見、超新星爆発ニュートリノの発見、 ニュートリノ振動の発見等は後者の分野です。
 岡山大学物理学科(大学院自然科学研究科数理物理科学専攻・物理科学講座)には、 その2分野において特徴のある研究が行われています。 そして、その研究を支えるための教育プログラムが整備されています。 物理学科を目指す中学生、高校生の皆さん、大学院で物理学を研究したいと思う学生の皆さん、 この物理学科に皆さんが探すテーマがきっと見つけられると期待します。

          平成28年4月 物理学科・学科長 作田 誠

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物理学科長 作田 誠
物理学科長 作田 誠