Jupyter¶
Jupyterとは¶
Jupyterはpythonの実行を行い即座にその結果を表示したりグラフ化をするアプリケーションです。 もし、Googke Colabを使うのであれば、ここは飛ばしても構いません。 Google Colab は、JupyterをGoogleのクラウド上で使うものです。 詳細は、ここを参考にしてください。
以下では、Anaconda3 (Python3.x)がWindows10にインストールされているものとして進めていきます。
Jupyterの使い方¶
Jupyterを開く¶
まず、左下のWindowsボタンからJupyter Notebookを開きます。 右図にあるとおり、Anaconda3の配下に入っているかもしれません。
これを開くとホームディレクトリの一覧が見えます。
ここからは、Desktopフォルダ(ディスクトップ)で作業することを前提にします。 Desktopフォルダに移動するには、このリストの中のDesktopをクリックします。 もし、適当はフォルダ上で行いたい場合は、事前にそのフォルダを作成していた方が良いと思います。
その後、右上の「New」というところをクリックします。 これで、Jupyter Notebookが新しく作成されます。
Jupyterでパスワードが求められた場合¶
もしかすると、右図のようにパスワードもしくはトークンを求められる可能性があります。 もしそうなった場合は、 Anaconda Powershell Promptを開きます。
Jupyter Notebookと同様にAnaconda3の配下に入っているかもしれません。
それを開き、パスワードもしくはトークンを求められた画面に表示があったとおり、 Anaconda Powershell Promptに
jupyter notebook list
と打ちます。 すると、
http://localhost:8888/?token=****** :: C¥Users¥***
と返ってきますので、?token=
のあとの文字列を、先ほどの画面の
Password or token: のボックスにコピペして、Log in ボタンを押してください。
Notebookの使い方¶
ここでは、Jupyter Notebookの使い方を説明します。
まず、In [1]:
と書かれたところの右のボックスが入力する部分(セル)です。
ここに、Pythonのコマンドを入力していきます。
実行するのは、そのセルにおいて、Shift-Enter
(シフトを押しながらリターンキーを押す)です。
まずは、NumpyおよびMatplotlibを使うために、それらをimportしておきます。
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
これを最初のセルに入力します。
Shift-Enter
を押し、評価してみます。
新しいセルができますので、例として、
x = np.linspace(0, 2*np.pi)
と入れて評価してみます。
これは、0から$2\pi$までを50分割した配列を作成する関数で、それがx
に入ります。
詳しい使い方は、Numpyを参考にしてください。
x
の中身を表示するには、
次のセルで、
x
とだけ入力して、評価してみてください。
すると、その下にx
の中身が表示されます。
次に、グラフを作成してみましょう。 $y=\sin x$のグラフを作成してみます。
新しいセルに
y = np.sin(x)
y
と入力し、評価してみます。
2行目にy
が単体であるので、y
の中身が表示されます。
これだけだと、本当に$\sin x$なのかわからないので、プロットしてみましょう。 グラフ化の詳しい説明は、Matplotlibを参考にしてください。
新しいセルに
plt.plot(x, y)
と入力し、評価します。 すると、その下に$y=\sin x$のグラフが表示されるはずです。
下図を参考にしてください。
JupyterNotebookのファイルの保存¶
ファイルの保存は、File → Save as .. からできます。
もしくは、File → Download as .. → Notebook (.ipynb)
でipynb
形式のファイルをダウンロードしてください。