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題目 |
SrPtAsの超伝導 |
講師 |
御領 潤 先生
(ETH, Zurich) |
日時 |
平成24年9月6日 16:00~ |
場所 |
コラボレーション棟4F 共同研究室 |
要旨 |
CePt3Siの超伝導の発見以降、空間反転対称性を破る結晶中の超伝導が脚光を浴びている。
最近では結晶全体としては反転対称であるが、局所的に対称性が破れている場合の議論が行われはじめている。
そのような例として昨年発見されたSrPtAs(Tc=2.4K)の超伝導がある[1]。
この物質はヒ素を含んでいたり、PtAs面が蜂の巣格子構造を持っているなど、局所的な空間反転の破れと同時に様々な興味深い性質を併せ持っている。
この超伝導体にあらわれ得るペアリング対称性について議論したい[2]。
参考文献:
[1] Y. Nishikubo, K. Kudo, and M. Nohara, J. Phys. Soc. Jpn. 80 (2011) 055002.
[2]J. Goryo, M.H. Fischer, and M. Sigrist, arXiv:1208.2541
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世話人 |
鄭 国慶(内線:7813) |
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