岡山大学理学部物理学科
[大学院自然科学研究科・数理物理学科専攻・先端基礎科学専攻]
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  平成21年度(2009年)第3回物理教室談話会
 
題目 マルチフェロイクスとスピンフラストレーション
講師 木村剛 教授
大阪大学
日時 平成21年11月25日 16:00から
場所 コラボレーション棟3F コラボレーション室
要旨 近年、マルチフェロイクスにおける磁性と誘電特性の相関現象が注目を集めている。 その中でも螺旋磁気秩序に誘起される強誘電性発現といった現象が実験・理論の 両面から精力的に議論され、ノンコリニア磁性体における磁性と強誘電性の強い 相関というものが明らかになってきた。ノンコリニアな螺旋磁気構造は、競合す る磁気的相互作用(スピンフラストレーション)によって誘起される場合が多い。 実際、典型的な幾何学的フラストレーションを包括する三角、カゴメ、正四面体 格子を持つ反強磁性体では、しばしばノンコリニアな磁気秩序が実現する。 したがって、フラストレート磁性体において、磁性と誘電特性の強い相関が期待される。 そこで本講演では、従来は磁気特性や輸送特性測定などで議論されてきたス ピンフラストレーション研究を、誘電特性測定という従来とは異なるアプローチ から議論する。
世話人 鄭  国慶(内線:7813)
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