岡山大学理学部物理学科 [大学院自然科学研究科・数理物理学科専攻・先端基礎科学専攻]
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　 平成２０年度（２００８年度）第4回物理教室談話会
　 「重力波と宇宙背景輻射の理論（前半）と実験（後半）」
−初歩から最近の進展について−

題目 重力波と宇宙背景輻射
講師 佐々木節　教授
（京都大学　基礎物理学研究所）
日時 平成21年2月3日　14：20 - 15:50
場所 コラボレーション棟 3階 コラボレーション室
要旨 　まず重力波とは何か，どのようにして生成されるかについて簡単に触れます。 次に，宇宙背景輻射(CMB)とは何かを説明し，その温度揺らぎと偏光揺らぎの基礎を解説します。 その後，重力波のCMB揺らぎへの影響を議論します。
　
題目 ビッグバンの前に何があったか
―宇宙背景放射偏光度観測によるインフレーション宇宙の検証―
講師 羽澄昌史　教授
（高エネルギー加速器研究機構）
日時 平成21年2月3日　16：00 - 17:30
場所 コラボレーション棟 3階 コラボレーション室
要旨 　宇宙背景放射は宇宙最古の光であり、「光の化石」とも呼ばれています。 その存在はビッグバン宇宙（火の玉宇宙）の証拠であり、宇宙の年齢が１３７億年であることを教えてくれます。 最近、新しいアイディアとして、宇宙背景放射の偏光度を測定することにより、 「ビッグバンの前」に放たれた原始重力波の様子を観測できるというとてつもない可能性が指摘され、多くの実験観測が準備されています。 本講演では、この最新の宇宙観測について説明します。

世話人：　宇宙物理学実験　石野宏和 （内線７８１８）・作田 誠（内線７８２２）
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