平成18年度 第3回
物理教室談話会


題目 宇宙創生の謎にせまる国際リニアコライダー計画
講師 東京大学素粒子国際物理学研究センター長 駒宮幸男 氏,
広島大学先端物質科学研究科 高橋徹 氏,
東北大学理学研究科 山本均 氏
日時
平成18年7月6日(木)14:00-
場所 コラボレーションセンター 3階 コラボレーション室
岡山大学津島キャン パス内
要旨
 
2010年代半ばの実現をめざし,国際協力で研究開発が進められている 国際リニアコライダー計画について以下の3名によって紹介する。
ILCの物理 駒宮幸男  東京大学素粒子国際物理学研究センター長
電子陽電子衝突によるクリーンな環境を生かして,どのように宇宙創生の謎にせまるのか? 素粒子物理学の発展の歴史と現状,および,来年より稼働するLHCとの関連もふまえ,ILC実現の目指す物理を解説する。
ILC加速器 高橋徹   広島大学先端物質科学研究科
ILC加速器の概要を解説するとともに,ILC実現にむけた最先端技術開発の様子を,日本の取り組みを中心に紹介する。
ILC測定器 山本均   東北大学理学研究科 WWSアジア代表
 ILCの物理を実現するためには,これまでの測定器をはるかに 超える分解能が要求される。なぜこれまでの測定器をはるかに超える 分解能が要求されるのかを明らかにするとともに,どのようにしてその ような分解能を実現しようとしているのか,開発の現状を紹介する。
世話人 理学部物理学科 田中礼三郎 (内線7805)



談話会indexページへもどる