平成17年度 第12回
物理教室談話会


題目 相関の強い電子系の超伝導
講師 京都大学・理学研究科 山田耕作 教授
日時
平成17年11月29日(火)16:30-
場所 コラボレーションセンター 3階 コラボレーション室
岡山大学津島キャン パス内
要旨
 
銅酸化物高温超伝導体、重い電子系、有機超伝導体、Sr2RuO4など電子相関の強い 系で見られる超伝導は電子間のクーロン斥力によって生じると考えられる。斥力 であるため、超伝導は異方的なギャップを持つ超伝導となり、一般にギャップが フェルミ面の場所によって符号を変え、ノードを持つ。 このような超伝導のクーパー対の対称性はどのように決まるのか。 さらに転移温度を決める基本的な要素は何なのか。現在の超伝導理 論は超伝導転移温度を微視的なモデルから計算できるのだろうか。 高温超伝導体を例にとって、理論の現状について報告する。
世話人 理学部物理学科 町田 一成(内線7814)



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