平成17年度 第11回
物理教室談話会


題目 高性能レーザーを用いた素粒子物理フロンティアの開拓
講師 岡山大学大学院自然科学研究科 吉村 太彦 教授
日時
平成17年11月11日(金)14:00-
場所 コラボレーションセンター 3階 コラボレーション室
岡山大学津島キャン パス内
要旨
 
ミクロ物理の最先端実験研究は、伝統的に、最高エネルギーでの実験か大型装置を用いた精密実験 (スーパーカミオカンデのニュートリノ実験など)に集約される。 これらは最も直接的な実験手段として今後も尊重されるべきであるが、新たな実験手段の開発も必要である。 このセミナーでは、量子宇宙研究センターで行おうとしている、レーザーを用いた小規模実験によって、 素粒子の標準理論のはるかかなたの新しい物理の探求についてお話ししたい。当面の研究目標は、 レプトン数非保存の発見(世界初演)と付随するCP非保存の探索にある。このような物理目標の意義についても話す。 さらに、レーザー増幅原理が確認されれば、ミクロ物理探求は新たな手段をえて、大きな広がりを期待される。
*本セミナーは「第5回量子宇宙研究センターセミナー」を兼ねています.
世話人 理学部物理学科 中野 逸夫(内線7817)



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