| 題目 | トポロジカル物質−新しい物性のパラダイム−
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| 講師 | 丹田 聡
氏 (北海道大学工学部助教授) |
| 日時 | 5 月 14 日（水）17:30 - 18:30 |
| 場所 | コラボレーションセンター ３階 コラボレーション室 （岡山大学津島キャンパス内 ） |
| 要旨 | 丹田 聡
氏は電荷密度波のすべり運動などて有名な，擬一次元物質NbSe3,あるいはその親類物質の超伝導体TaSe3
などで， リング状，八の字状，さらには，メビウスの帯のようなトポロジーを有する結晶の作成に成功し， これらの風変わりなトポロジカルな環境での超伝導，電荷密度波のすべり運動などをしらべてきた。
これらの結晶は，物性物理に「トポロジカル・マター」と呼ばれるあたらしい領域を切り開くものとして， 多くの物理学者の興味を引いている。氏に最近の研究の発展を，他分野の研究者にもわかりやすく紹介していただくことにより，
物性物理のあらたな芽について，多くの物理学者が共有することができるようになると思われる。 |
| 参考文献 S.Tanda,et.al. Nature 417 (2002) 397. | |
| 世話人 | 理学部物理学科 野上由夫(TEL: 086-251-7770) |
