平成13年度 第1回
物理教室談話会


題目 ヒッグス粒子探索
講師 田中礼三郎  氏    (岡山大理)
日時 4 月 12 日(木)16:00 - 17:30
場所 コラボレーションセンター3階 コラボレーション室
岡山大学津島キャンパス内
要旨 素粒子の標準模型では、ゲージ場の理論をその原理として用いている。 それが成り立つには、すべての素粒子の質量が厳密にゼロでなくてはならない。 ところが、クオークやレプトンは質量を持つことが実験的に分かっており、 物質の質量の起源として、ヒッグス機構が提唱されている。そのヒッグス場が 本当に存在するのだろうか、というのが現在の素粒子物理学における最大の ナゾである。素粒子の標準模型で唯一未発見のヒッグス粒子の探索のため、 世界中にある加速器において熾烈な競争が行なわれている。本講演では、 ヒッグス粒子について出来るだけ易しく解説し、ヒッグス探索における これからの実験的な見通しについて述べる。
 
Key words   
世話人 理学部物理学科 味野 道信  (TEL: 086-251-7824)



談話会indexページへもどる
物理学科 へ戻る