第1回物理教室談話会(平成12年度)

題目 高温超伝導体の格子ひずみとTcの圧力効果
講師 小野 文久 氏    (岡大理)
日時 4月 20日(木)16:00 - 17:30
場所 コラボレーション室(コラボレーションセンター3階)
要旨 X線ボンド法は格子定数の精密測定に広く利用されているが、低温での測定には回転系に接続される各種の配管類から加わる力が測定精度を決める大きな問題となっていた。この問題を解決する単純な方法はヘリウムをフリーにすることである。これにより7桁以上の精度を得て、La1.85Sr0.15CuO4の格子定数の精密測定を行い、高温超伝導発生に伴う、格子の微小なひずみを検出した。このひずみとTcの圧力効果について考察した。
Key words  
世話人 岡田耕三  (内線7807)